前歯のインプラント治療の難易度や手術時のリスクなどについてまとめました。
インプラントは治療そのものが高い技術を要するものです。
中でも前歯のインプラントは、奥歯などの他の歯と比べて異なる種類の難しさがあります。
前歯は顔全体の印象を左右するといっても過言ではないほど目立つ部位です。
機能面だけでなく、前歯の歯茎のラインなど見た目の美しさへの要求が高くなる分、手術の難易度も上がります。
歯は、前歯が平らな形をしており、奥歯が丸い形をしています。
前歯を支えている歯槽骨や歯茎は、奥歯と比べると厚みが薄くて痩せやすく、歯茎下がりと言われる現象が起きやすい傾向にあります。
そのため、奥歯と同じように前歯のインプラントができるというわけではありません。
前歯のインプラント治療は、
歯を抜く前に
来てください!
郡山ファースト歯科矯正歯科では、前歯のインプラントも多く手掛けています。
前歯のインプラントは機能面はもちろんですが、見た目の美しさもとても重要な部位です。
より美しい仕上がりにするためにも、歯を抜く前に相談に来ていただけると助かります。
監修:郡山ファースト歯科矯正歯科 伊波良将院長(歯科医師)
連絡先:024-955-6869
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上あごの骨は、高さも厚みも薄くなっています。また、上あごは骨の中にある密度の高い骨組織である「皮質骨」の硬い部分があまりありません。
そのため骨とインプラントが結合するのには、下あごよりも時間がかかります。
歯の中でも目立つ場所にある上あごの前歯は、インプラントを埋入する際には特に細心の注意を払う必要があります。
周りの歯との位置関係や、前や後ろに傾いていないか、被せ物(上部本体)の大きさや形なども考慮しながら綿密に計画を立てていきます。
ほんのわずかな誤差でも治療結果が大きく変わってしまうため、非常に繊細な技術が必要です。
下あごの前歯は、上あごの前歯よりサイズが小さくなっていることが一般的です。
そのため前歯がなくなってしまうと、歯が存在していたスペースは非常に狭く小さなものになります。
つまり、インプラントの埋入スペースが限られているということになります。
その狭いスペースにインプラントを埋めて被せ物(上部本体)を固定するというのは、繊細な手技でないとできないと言えるでしょう。
「インプラントをしたもののイメージが違った」ということがあります。
前歯は人から目につく部分です。仕上がりによって印象が大きく変わります。
歯の形や色合い、厚みなど、その人に合う歯、その人が理想とする歯に調整していかなければなりません。
どのような歯にしたいのかといった要望にしっかりと耳を傾けてくれる歯科医師を選ぶことが、成功の秘訣です。
取りきれなかった汚れがあることで細菌が繁殖したり、噛む力が強すぎたり、などといったことが原因で、インプラントの周囲に炎症が起こることがあります。
早期症状なら治療で回復させることができますが、まれにインプラントが脱落するケースもあるため、手術後も長く注意が必要です。
参照元:中平歯科医院「前歯を失った後の治療」(https://www.nakahirashika.com/lost_maeba)
当サイト監修
「郡山ファースト歯科矯正歯科」による
症例別インプラント治療法解説を見る
前歯のインプラントならではのメリット・デメリットをまとめました。
自然の歯には根があるものですが、インプラントでは人工歯根を埋め込むため、同様の使用感を得ることができます。
人工歯根はチタン製で、土台の骨に時間の経過とともにくっついていきます。 そのためぐらつきが少なく、固いものでも前歯でしっかり噛めるようになるのです。
前歯は見た目の印象に大きく影響する場所です。 前歯にコンプレックスがあって、人と喋る時に口を開けるのをためらってしまう人もいるほどです。
インプラントなら骨に埋め込んだ人工歯根の上に被せ物をするので、金属は見えません。 天然歯のような見た目が期待できます。
インプラントは、病気や怪我での治療でなければ保険が適用されません。全額自己負担なので費用が高い傾向にあります。
また使用されるチタンは高価な金属であるため、その分治療費も高くなりがちです。
インプラントは見た目の美しさが大きな特徴ですが、中でも前歯となると、さらに重要視されます。
特に上の前歯はとても重要な場所ですが、上顎は骨量が少なく、インプラントを行う際の難易度は上がります。 また、術後は歯茎が痩せることもあります。
参照元:むかえ歯科・小児歯科「前歯のインプラントはどんな場合にするべき?メリット・デメリットを解説!」(https://mukae-dc.jp/maeba-implant/ )
治療する歯の根元=歯根が有るか無いか、が大きな違いとなります。
インプラント治療では、人工歯根を埋め込み、被せ物(上部本体)装着します。 対して差し歯治療では、患者が持つ歯根を使用し、その上に被せ物をします。
差し歯治療は、歯根が残っていることが前提となります。
そしてインプラント治療のように外科手術などを伴わないため、どの歯科医院でも受けられる手軽さや治療期間が短いこともポイントです。 また、公的医療保険適用はもちろん、セラミックなどの自由診療まで選ぶことができるのも違いの1つです。
差し歯と同じく治療する歯の根元=歯根が有るか無いか、が大きな違いです。
ブリッジは患者が持つ歯でできた土台の上に被せるというもので、そのため自然の歯に近い噛み心地を得られます。
ところが噛む時に土台の歯に負担が集中してしまい、その力に耐えきれず土台の歯がグラグラしてくる、また歯根が割れてしまうというケースもあるため、注意が必要です。
個人差はあるもの、インプラントは10~15年経過の残存率は約90%といわれています。
一方、ブリッジは10年程度が目安と言われています。周囲の健康な歯を削り土台にするため、健康な歯だったのに寿命が早まってしまう、なんてことも。
また、ブリッジは清掃が難しいため、虫歯や歯周病を引き起こす可能性もあります。そうなると土台も不安定になるため、長持ちさせることが難しくなってしまいます。