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インプラントの安全性

目次

インプラント治療の歴史

一般に治療が広まったのは1960年代

日本では最近聞くようになったイメージのあるインプラントですが、世界的には1960年代に一般に広まったと言われています※。

現在、インプラントは「第三の歯」と呼ばれるくらい自分の歯と同じような噛み心地を得られることから、治療後は「生活に豊かさが戻ってきた」など、満足する人が多いようです。

※参照元:日本口腔インプラント学会「教えて、インプラント治療ってなに|インプラントとは?」(https://min-implant.jp/beginner/)

参照元:秋元歯科クリニック「インプラントの安全性やリスクを解説!失敗しないためには歯医者選びが重要」(https://www.akimotodental.jp/column/implant-safty.html)

参照元:日本口腔インプラント学会「教えて、インプラント治療ってなに|データからみるインプラント」(https://min-implant.jp/beginner/data/)

インプラントへの関心は高い

日本口腔インプラント学会が2015年に、インプラント患者や一般生活者を対象に実施した調査(実施期間:2015年4月13日~6月30日、有効回答数:733件)によると、入れ歯かインプラントかの選択を迫られた際に「インプラントを選択すると思う」と答えた人が61.9%にのぼっています。

このことからも、インプラントへの関心が高まっているのがわかります。

参照元:日本口腔インプラント学会「教えて、インプラント治療ってなに|インプラントとは?」(https://min-implant.jp/beginner/)

参照元:秋元歯科クリニック「インプラントの安全性やリスクを解説!失敗しないためには歯医者選びが重要」(https://www.akimotodental.jp/column/implant-safty.html)

参照元:日本口腔インプラント学会「教えて、インプラント治療ってなに|データからみるインプラント」(https://min-implant.jp/beginner/data/)

インプラントは安全なの?

インプラント体はチタン製

インプラントはあごの骨に埋め込むインプラント体(フィクスチャー)、連結部分であるアバットメント、人工の歯という3つの部品で構成されています。

インプラント体には医療分野で広く使われている素材であるチタンが使用されており、ネジのような形をしています。

チタンは「骨と結合する」「生体親和性が高い」「腐食しにくい」「軽くて加工しやすい」といった特性を持っており、この特性があるからこそ、人工の歯を安定させることができ、しっかりと噛めるようになるのです。

参照元:大阪インプラント総合クリニック「インプラントの材質であるチタンの特性を教えて」(https://www.kitaosaka-implant.com/article/dentalnews/1411.html)

チタンは医療で活用されている素材

チタンは医療で広く利用されています。

歯科においてはインプラントはもちろん、補綴や矯正用のワイヤーに使用されています。

循環器外科・内科においては心臓ペースメーカーや人工弁、整形外科においては人工関節や脊椎固定器具など、医療の分野で幅広く利用されている素材です。

参照元:大阪インプラント総合クリニック「インプラントの材質であるチタンの特性を教えて」(https://www.kitaosaka-implant.com/article/dentalnews/1411.html)

インプラントの種類について
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治療法の安全性は

インプラントは外科手術

インプラントは外科手術を行う治療のため、安全性の面で考えると、「リスクはゼロです」とは言い切れません。

やはり「手術前」「手術中」「手術後」それぞれで、気を付けなければいけないポイントはあります。

リスクが高いのはこんな人

インプラント手術では、インプラントと骨を結合させるために手術中・後の感染に注意しなければなりません。

そのために体調を安定させなければならないことから、リスクが高いのは、

に、なります。

参照元:北戸田COCO歯科インプラント専門サイト「インプラントの安全性とリスク!歯科医師が本音で解説」(https://kitatoda-cocoshika.com/implant/implant-safety/)

郡⼭ファースト⻭科矯正⻭科の
対応
郡山ファースト歯科矯正歯科・伊波院長の診療の様子(イメージ)

治療できない人は
ほとんどいません

治療のリスクが高い人というのは確かにいますが、どんな症状にも対処法があり「インプラント治療ができない」ということは、ほとんどありません。
もちろん、手術の難易度は高くなりますので、インプラント治療を提供しているすべての歯科医院が対応できるわけではありません。
インプラント治療を断られてしまった方は、「骨造成」「歯肉移植・移動」といった治療についての記載がある歯科医院に相談をしてみてください。

監修:郡山ファースト歯科矯正歯科 伊波良将院長(歯科医師)
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金属アレルギーの人がインプラント治療を受ける場合に注意すること

そもそも金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは金属を原因(アレルゲン)として発生するアレルギー症状であり、一般的には金属へ触れることで発症する接触皮膚炎を指します。

ネックレスや指輪、ベルトなどの貴金属や衣類の金属パーツが肌へ触れることで、その部分に炎症やかぶれが生じるような人は、金属アレルギーを持っていることと考えられるでしょう。

金属アレルギーの症状は皮膚炎の他にも様々であり、人によっては一層に深刻な症状を引き起こすこともあります。なお金属アレルギーは基本的に完治するものではありません。

金属アレルギーの人でもインプラント治療は可能?

金属アレルギーを引き起こす金属元素としてはニッケルやクロム、コバルトといったものが知られており、そのような金属を含んでいる製品や素材は金属アレルギーの人に対して厳禁です。

一方、医療用チタンのように金属アレルギーのリスクにも配慮されている金属元素が開発されており、そのような金属を使用することで金属アレルギーの人でも金属パーツを利用できる可能性があります。

通常、インプラントには医療用チタンが採用されており、チタンにもアレルギー反応を起こす人を除けばインプラント治療を受けることは可能です。

金属アレルギーの人がインプラント治療において注意すべきこと

金属アレルギーの人でもインプラント治療を受けられる可能性はありますが、リスクとして注意すべきことも事実です。そのため、まずは医師へ自身が金属アレルギーを持っていることを伝えて、十分に配慮して治療計画を考えなければなりません

リスク回避の方法としては医療用チタンとして高品質な素材を使用したり、あらかじめパッチテストによってアレルギーが発生するかどうかチェックしたりすることも大切です。

なお、パッチテストでアレルギー反応が認められた場合、他の治療を検討すべきでしょう。

インプラント治療後に懸念される金属アレルギーの症状

もしチタンアレルギーの人がインプラント治療を受けたり、治療後にチタンアレルギーを発症したりしたような場合、インプラントの影響で金属アレルギーの症状が引き起こされる恐れもあります。

金属アレルギーの症状として懸念されるものには大きく「口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)」と「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」があります。

口腔扁平苔癬は舌や歯茎、唇といった粘膜に白いこけのような腫れが現れる症状であり、進行すれば味覚障害にもつながるリスクです。一方の掌蹠膿疱症は膿を内包する水疱が生じるもので、発生部位は手のひらや足裏が多くなります。

インプラント治療後に金属アレルギーの症状が出た場合の対策

インプラント治療後に金属アレルギーの症状が出た場合や、それが懸念される症状を自覚した場合、速やかに医師へ相談して適切な診断と治療を受けます。そして改めてパッチテストを受けてチタンアレルギーなどが認められれば、体内にあるチタン(インプラント)を除去しなければなりません。

その後、失った歯の代わりを補う補綴治療などを実施します。

信頼できる歯科医院の選び方

公式サイトを見る

治療についての説明を確認する

今や、ネット検索は当たり前の時代。どの歯科医院に行こうか調べる人は、公式サイトは当然チェックするでしょう。

公式サイトでどんな治療法を提供しているか、難症例に対応しているかなどが記載されていると、特に他院で断られた人は安心できるのではないでしょうか。

実績を見る

インプラント手術の結果は患者によって異なります。それぞれの患者の状態にしっかり対応していき、的確な治療を提供することで、歯科医の経験値は上がります。

そのため、歯科医の実績を確認することは大切なことです。

歯科医の経歴を見る

手術をしてくれる歯科医は、研修終了後はどういったところでどの程度の年数所属しているか、その経歴にしっかり脈絡はあるかなどを公式サイトで見ていきます。

本当にその専門を経験している歯科医だということを確認してから、相談するのが良いでしょう。

口コミ評判を見る

クリニックへ行った人の評価を見る

実際にクリニックへ行った人の口コミを見ることで、自分の要望や歯科医院の特徴が絞り込めるため効率よく探すことができます。

ですがすべての口コミサイトが公平な運営をしているとは限りません。

そのため一つだけでなく、複数のサイトを見て比較すると、情報の精度を上げることができます。

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