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インプラント治療前に覚えておきたい用語

インプラント治療を安心して受けるためには、事前に専門用語を理解しておくことが大切です。治療内容を正しく把握し、医師とのコミュニケーションを円滑にするうえでも役立ちます。ここでは、インプラント治療の基本からリスク管理まで、特に知っておきたい20の用語を解説します。

インフォームド・コンセント

治療内容やリスクについて十分な説明を受け、納得したうえで治療を進めるための基本的な考え方です。信頼関係の構築にも欠かせません。

インプラント体

顎の骨に埋め込まれる人工歯根のことで、主にチタン製です。土台として人工歯を支える役割を担います。

アバットメント

インプラント体と人工歯(上部構造)をつなぐ中間のパーツです。噛む力を伝えるために非常に重要です。

1回法インプラントシステム

インプラントを埋入した際に歯ぐきを完全に閉じず、1回の手術で治療を完了させる方法です。治療期間が短くなる利点があります。

2回法インプラント

インプラント埋入後に歯ぐきを閉じ、一定期間骨と結合を待ってから再手術を行う方法です。より確実な安定性が期待できます。

オッセオインテグレーション

インプラントと骨が直接結合し、固定される現象のことです。治療成功の鍵を握る重要なプロセスです。

即時埋入

歯を抜いたその場でインプラントを埋入する方法です。治療回数が減り、審美的にも効果的な場合があります。

即時荷重

インプラント埋入直後に仮歯を装着し、すぐに噛めるようにする治療法です。審美性や快適性を重視する人に適しています。

早期荷重

通常よりも早い段階で仮歯を装着し、一定の咬合力を与える治療法です。即時荷重より慎重ですが、期間の短縮に貢献します。

インプラント成功率

治療後にインプラントがどれだけ長く機能するかを示す割合で、クリニックの信頼性を判断する指標のひとつです。

骨吸収

加齢や歯の欠損により顎の骨が減少する現象で、インプラントの安定性に悪影響を及ぼします。

骨質

骨の密度や硬さを示す言葉で、インプラントの定着力に大きく関わります。良好な骨質が治療成功に直結します。

サイナスリフト

上顎の骨が薄い場合に、上顎洞の底を持ち上げて骨を増やす処置です。上顎インプラント治療に欠かせません。

GBR(骨再生誘導法)

人工膜を用いて骨の再生を促す技術です。骨量が不足している場合に有効です。

骨造成

インプラントを支えるために必要な骨を新たに作る処置の総称です。患者ごとに適した方法が選ばれます。

インプラントの喪失

骨との結合に失敗したり、術後のケア不足で結合が失われたりする状態です。定期的なフォローが不可欠です。

インプラント周囲炎

インプラントの周囲に炎症が起き、骨が破壊される疾患です。重度になるとインプラントが脱落する恐れもあります。

インプラント周囲粘膜炎

歯ぐきに軽度の炎症が生じる状態で、早期の対応により進行を防ぐことが可能です。

メインテナンス

治療後もインプラントを長持ちさせるために行う定期的な歯科検診やクリーニングのことです。

プラークコントロール

歯ブラシや歯間ブラシによる日常のケアを指し、インプラント周囲の清潔を保つ基本です。