インプラントの手術中や術後の痛みについて調査しました。
インプラントの外科手術には、局所麻酔を使用します。そのため、手術中に痛みはほぼ感じないと言って良いでしょう。
当然ですが、麻酔を打つ際の注射の痛みと抜糸時の痛みがあるため、注射が苦手な人はそれもいやだと感じるかもしれません。
歯科医院によっては表面麻酔を使用することも可能なので、痛みは最小限に抑えることができます。
インプラントの手術では歯茎を切開して縫合するため、術後に麻酔が切れればほとんどの人に痛みが生じるでしょう。
また、術後は抜歯の際などにも多少の痛みがあるのは避けられませんが、痛み止めの薬を処方されるため、そんなに心配することはありません。
インプラント治療に限らずですが、痛みの感覚は非常に個人差があるものです。
インプラントを複数埋め込んだり骨の造成を行なったりした人でも、痛み止めを飲まずに過ごせた、という痛みに強い人もいます。
痛みだけにとらわれて治療を退けるのは、先の人生に悲しい影響を及ぼす可能性もあるため、信頼できる歯科医に相談するのがおすすめです。
注射の痛みも
塗る麻酔で予防します
手術中は麻酔が効いているので痛みは感じないはずですが、「麻酔の注射も怖い」という方もいらっしゃいます。
郡山ファースト歯科矯正歯科では、麻酔注射が怖いという方でも抵抗なく受けていただけるよう、塗る麻酔で皮膚の感覚がなくなってから注射を打つようにしています。
また、無痛治療を心がけている当院でもインプラント手術後には鎮痛剤を処方していますが、「手術の翌日からは鎮痛剤を使わなくても平気だった」という患者さんも多くいらっしゃいますので、そんなに怖がる必要はないかもしれません。
監修:郡山ファースト歯科矯正歯科 伊波良将院長(歯科医師)
連絡先:024-955-6869
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症例別インプラント治療法解説を見る
骨を移植する手術は、インプラントを埋め込みたい場所の顎の骨が少ない場合に行われます。
方法は2通りあり、「自分の骨を移植する」と「人工の骨を移植する」となります。
インプラントを埋め込む場所はもちろん、「自分の骨を移植する」ケースでは、骨を取る場所も切開する必要があります。
2箇所を切ることになるので、痛むところも2箇所になります。
歯茎を移植する手術は、インプラントを埋め込みたい場所の歯茎が少ない場合に行われます。
自身の硬い歯ぐきを採取し、足りない歯茎に移植することになります。 そのため骨を移植するケースと同様、痛む場所は2箇所です。
骨造成手術は、インプラント治療において骨を増やすために行う手術の総称で、「サイナスリフト」「ソケットリフト」「GBR」などの種類があります。
インプラント治療に必要な、顎の骨の厚みを補うために行われる手術です。骨造成の場合は、通常のインプラント手術よりも術後の痛みが強い傾向があります。
無切開無痛手術は歯ぐきを切開せずにインプラントを埋め込む手術法で、「フラップレス手術」とも言います。
メスを使用しないため、一般的なインプラント治療と比べて手術後の痛みや腫れやなどを大幅に軽減することができます。
ただし、誰でもこの無切開無痛手術を受けられるわけではありません。手術を受けるのに適していると診断されないと手術はできないため、注意が必要です。
参照元:庄野歯科診療所「歯科コラム|インプラントの痛みはどれくらい?」(https://www.shono-dental.jp/column/implant_pain.html)
人工歯根を埋入する手術後2・3日間は、抜歯した後と似たような痛みがあります。
また補填剤投与をしたり、顎の骨を削り高さ調整を行ったりした場合は、施術して数日後くらいから痛みが現れ、腫れも出ます。
施術後一週間程度で抜歯を行います。その際チクチクとした痛みを感じることがあります。
埋入した人工歯根がしっかりと根づくまでの仮歯期間は、痛みはほぼないでしょう。
ですが、固い物を食べたり強い衝撃を受けることで、歯に負担が掛かることがあり、そうした場合は痛みが生じる可能性があります。
手術後、痛みがなるべく出ないための注意点としては、
など。 特に喫煙はインプラント治療そのものが失敗に終わってしまう可能性が高くなるので、より注意が必要です。
参照元:庄野歯科診療所「歯科コラム|インプラントの痛みはどれくらい?」(https://www.shono-dental.jp/column/implant_pain.html)