インプラントの平均寿命は、日頃のデンタルケアや定期的なメンテナンスをしていれば、10年~15年程度が目安とされ、10年を超えての残存率も90パーセント以上を超えます。
ブリッジの7~8年程度とされるブリッジや4~5年程度とされる入れ歯と比べて、より長く使用することができます。
一生持たせることを
目標としています。
一般的には「10~15年」と言われていますが、歯科医のアドバイスを守り、歯磨きなどの日常のケアをしていれば、寿命を延ばすことは十分に可能です。
郡山ファースト歯科矯正歯科を開院する前も含め、10年で1000件以上(2022年12月時点)のインプラント治療をしてきましたが、これまでに不具合が起きた患者さんは、インプラント治療後すぐに喫煙をするなど、禁止事項を守らなかった方だけです。
年に1回など推奨されている定期的なメンテナンスを受け、自分の歯とともに日々のケアを怠らないようにして、快適な口内環境を維持してください。
監修:郡山ファースト歯科矯正歯科 伊波良将院長(歯科医師)
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インプラントの寿命を短くする一因に「インプラント周囲炎」があります。
インプラント周辺が歯周病と同じような症状になってしまうことで、歯茎の腫れや痛みや歯茎からの出血といった症状のほか、悪化すると骨に炎症が広がりインプラントが不安定になる可能性もあります。
そのままほったらかしにしていると、最悪の場合埋め込んだインプラントが抜け落ちてしまうこともあるので、注意しなければなりません。
歯周炎を防ぎ、健康な口腔状態を保つためには、日々のデンタルケアはとても重要です。
インプラントの部分は、特に歯肉との境目を入念にブラッシングします。そして歯間ブラシやデンタルフロスを使って、インプラントと自分の歯の隙間なども入念に磨くようにしましょう。
参照元:秋元歯科クリニック「インプラント後のメンテナンスの必要性」(https://www.akimotodental.jp/column/implant-maintenance.html)
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「郡山ファースト歯科矯正歯科」による
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かかりつけの歯科医院で定期的にメンテナンスを受けると、インプラントの寿命が伸ばせるほか、口腔内の健康もしっかり保つことができます。
メンテナンスは年に1~2回程度くらいを目安に受けることが望ましいとされています。
インプラントは自由診療のため、メンテナンスにかかる費用も保険適用外となります。
歯科医院やメンテナンスの内容によって費用は異なりますが、相場は3,000円から6,000円程度、高い場合で1万円程度となります。
インプラント治療と同様に、メンテナンス費用も医療費控除の対象になることもあります。
歯科医院で行うメンテナンスは、まずインプラントや歯茎の状態、噛み合わせなどをチェックしていきます。 チェック後、専用の機器でクリーニングします。
日頃のブラッシングではカバーできない歯垢や着色、細菌の除去を行います。
さらに歯科衛生士から日頃のメンテナンスに関する確認や指導などがあります。
参照元:高田歯科クリニック「インプラントのメンテナンスはしなくても大丈夫?方法や期間を解説」(https://www.takada418.jp/column/maintenance)
口腔内を健康に保ち、インプラントの寿命を伸ばすためには、セルフケアの基本ともいうべき、毎日のブラッシングを欠かさないことです。
インプラントは歯肉との境目を入念に磨く必要があります。磨き忘れが起きないように、磨く順番を決めておくことが推奨されています。
インプラントと自分の歯の隙間など歯ブラシの届かない部分は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って磨きます。
インプラントの根元部分はタフトブラシを使うのも有効です。さらにデンタルウォッシュを併用すると、より効果が期待できます。
参照元:公益社団法人日本口腔インプラント学会「教えて、インプラント治療ってなに インプラントのお手入れ」(https://min-implant.jp/care/)
インプラントの寿命を短くしてしまうリスクの一つが、力の負荷によるものです。
歯をくいしばったり、歯ぎしりしたりしてしまうのは、睡眠中など無意識のうちに行っていることが多いため、マウスピースなどで力の負荷を軽減させるなど、改善策が必要です。歯科医に相談してみるとよいでしょう。
インプラントが脱落するといったリスクが大きいのが「喫煙」です。
ニコチンによる血行の悪化などが影響して、インプラント周囲炎や、インプラントと骨の結合が阻止されるといったリスクが高くなります。
インプラント治療をする場合は、リスクを減らすためにも禁煙をおすすめします。