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インプラントとマウスピース

インプラント治療後のアフターケアにはさまざまな方法があります。毎日の歯磨きや定期的な検診も重要ですが、食いしばりや睡眠中の歯ぎしりがある方はマウスピースの使用がおすすめです。

マウスピースの役割とインプラントとの関係性、どのような製品を選べばいいのかなどを紹介していますので、ぜひチェックしてください。

目次

マウスピースについて

マウスピースは歯に装着するカバーのような器具です。歯の保護や矯正治療を目的とする医療器具として用いられたり、スポーツ競技者のパフォーマンス向上を目的として用いられたりしています。

歯科治療で用いられるマウスピースは、治療目的に合わせて本人の歯型をベースに作成されます。

インプラントにおけるマウスピースの役割

食いしばりから天然歯を守る

睡眠中や無意識に歯を強く食いしばることで、歯が削れたり割れたりするリスクが高まります。また肩こりや首こりなどの症状を発生させることもあるでしょう。

特にインプラントは、天然歯よりも硬度の高い素材を使用しているため、天然歯のダメージが大きくなってしまいます。

そのためインプラント治療者で食いしばりの癖がある人は、マウスピースを用いて天然歯を保護することが大切です。

歯ぎしりから天然歯を守る

食いしばりと同様に、睡眠中の歯ぎしりも歯を損耗させる原因の1つです。

歯ぎしり癖のある人の歯はどんどんと削れていってしまうため、オーダーメイドの治療用マウスピースを利用して歯を保護する必要があります。

食いしばりや歯ぎしりの原因は複数考えられますが、よくあるのはストレスの影響、歯並びが悪い、枕が合っていないの3つです。歯科医師に相談しながら、原意に合わせてアプローチしていくことも必要です。

マウスピースの種類

ソフトタイプ

ソフトタイプのマウスピースはゴム素材やシリコン素材で作成されている柔らかいものであり、装着しやすいのが特徴。また、ハードタイプと比べて装着時の違和感が少ないのも大きなメリットです。一方、素材としての強度や硬度はハードタイプと比べて劣っています。歯ぎしり・食いしばりが強い方の場合、すぐにマウスピースが破れたり裂けたりする可能性があります。

ハードタイプ

レジンと呼ばれるプラスチックのような樹脂素材を使って製作するマウスピースであり、硬くて変形しない点が特徴です。頑丈で歯ぎしりや食いしばりにも耐えられる反面、サイズが適切でなければ装着時の違和感が強く、歯茎に当たって痛みを感じるといった恐れもあります。そのため、ハードタイプのマウスピースは精密な歯型にもとづいてオーダーメイドされなければなりません。

マウスピースは歯科医院製作のものがおすすめ

マウスピースはさまざまなメーカーの商品が市販されていますが、正確に歯型を採取して製作したものではないため、装着時の違和感が出やすいのが難点です。治療目的やインプラント後の保護目的で使用する場合は歯科医師に相談したほうがよいでしょう。正確に歯型を取ったうえで歯科技工士が製作したマウスピースであれば、装着時の違和感が少なく済みます。

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